【感想】『yoshitoshi ABe lain illustrations ab# rebuild an omnipresence in wired』
ということで購入してきました、『yoshitoshi ABe lain illustrations ab# rebuild an omnipresence in wired』(ISBN4-89829-487-1)。
たまたま10日(土曜日)は休日出社していまして、社外で昼食を食べた帰りにふと、書店に立ち寄ってみると、なんと『yoshitoshi ABe lain illustrations ab# rebuild an omnipresence in wired』が売っているじゃありませんか!
もちろん、即購入しました。
実はこの画集、5日(月曜日)発売だったようです。
ですが、この文頭にある楽天ブックスのリンク先を見ても分かるように、この画集は10月発売扱いになっていました。
自分はこの発売日に、紀伊國屋書店の店内端末にて、この『yoshitoshi ABe lain illustrations ab# rebuild an omnipresence in wired』の発売日が10月であることを知り、5日(月曜日)には書店に立ち寄らなかったのですが、こんなことなら5日(月曜日)に買いに行けば良かったです。
さて内容の方はといいますと、基本的には『an omnipresence in wired yoshitoshi ABe』(ISBN4-7897-1343-1)と同じなのですが、ページ構成が大きく変わり、新作も多数収録されているため、画集から受ける印象が随分違います。
それこそ、安倍吉俊さんの新しい画集だといっても、通じるぐらいです。
そして、どこをどう切り取っても、『serial experiments lain』だなぁというのが、とっても嬉しいです。
この『yoshitoshi ABe lain illustrations ab# rebuild an omnipresence in wired』を読んでいると、玲音が自分の心にガシガシ楔を打ち込んでくるんですよね。
だけどそれと同時に、「これは他の人には伝わらないだろう」という想いもあります。
ですので自分は、『serial experiments lain』をなかなか人に薦められないでいます。
もちろん実際には、PlayStation『serial experiments lain Close the world,.txEn eht nepO』(SLPS-01603~4)が中古市場で高騰していたり、今月の22日(木曜日)にTV-BOXが発売されることからも、人気の高い作品であることが伺えます。
自分と同じように、玲音に魅了されている人がたくさんいるのでしょう。
だけど玲音は、そんなにも高い人気を誇る作品なのだろうか?と。
いや、この感情を正確にタイプすると、"玲音は自分だけの玲音でいて欲しい"かな?
しかしこれこそが、生意気にも当ブログがお名前を肖った『遍在 -omnipresence-』、そのものでしょう。
玲音はみんなの心の中に、それぞれの玲音が遍在している・・・
この『yoshitoshi ABe lain illustrations ab# rebuild an omnipresence in wired』の巻末は、安倍吉俊さんのこの言葉で締め括られています。
改めてこの本が皆さんにとっての玲音が遍在し得る領域を拡げてくれる事を願います。このブログや拙文は、玲音が遍在し得る領域を拡げるお役に、立てているでしょうか?
それでは、よしなに。(敬称略)
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