『走れハイジ』入江紀子
凄くライトな表紙絵をしているが、これは入江紀子から現代を生きる人総てに対して振り下ろされた、おもい木刀である。
この木刀は避けても、受け流してもいけない。
絶対に受け止めなければならない。
この木刀を受け止められぬ者に、今を生きる資格はない。
作中の言葉を借りよう。
泣こうがわめこうがかまわねえ
生きてるもんは生き続ける義務がある!
「権利」じゃねえぞ 「義務」だ!
生きたくても生きられない人間がいる
生かされている人間は死ぬまで生ききる義務があるんだ!
それが礼儀だ
…友達への…家族への…
みんなへの礼儀だ
この『走れハイジ』は、みんなが読まなければならないと思わせるのに、充分な作品でした。
コミックスの表紙の最上段には、「児童誘拐、いじめ、自殺、いのちと感動の超衝撃作!」と書かれています。
これはハッタリではありません。
絵的にではなく、精神的にザックリ刺さるショッキングなシーンが、たくさんあります。
ですが、それでもみんなに読んで欲しい。
それが、今を生きるということなんだと思います。
それでは、よしなに。(敬称略)
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