【感想】『涼宮ハルヒの憂鬱』最終回「涼宮ハルヒの憂鬱VI」
これまで、『AIR』(監督:石原 立也)、『フルメタル・パニック! The Second Raid』(監督:武本 康弘)と、京都アニメーション作品を取り上げてきた『遍在 -omnipresence-』が遂に、『涼宮ハルヒの憂鬱』(超監督:涼宮 ハルヒ)の感想を認める日がやってきました。
お待たせしました。
こちらのエントリでお約束した通り、遅ればせながら、TVシリーズ『涼宮ハルヒの憂鬱』(監督:石原 立也)の感想をアップ致します。
なお、このエントリは、超監督よろしく超長文になっております。
予め覚悟の上、読み進めて頂ければ幸いです。
のっけから「ミ、ミ、ミラクル! ミク、ルンルン♪」で観る者の度肝を抜いた『涼宮ハルヒの憂鬱』はまさに、駆け抜ける1クール+1話 = HARUHI ISM にやられっぱなしの全14話でした。
先程ご紹介した「ミ、ミ、ミラクル! ミク、ルンルン♪」こと「恋のミクル伝説」(唄:朝比奈 みくる(CV:後藤 邑子))の出来映えもさることながら、何よりもその映像が凄すぎます。
"プロ中のプロが全身全霊を掛けてローアマチュア音楽&映像に取り組むとこうなる!"というのを実践しているのが、この第1話。
しかもそれを実験映像として中途半端に終わらせるのではなく、商用作品として立派に成功させているのがまた凄いです。
更に、こうして最終回(第14話)を観終えた後にこの第1話を観返してみると、キャラクタの立たせ方や伏線の張り方などに驚きを隠せません。
特に、ユキ(長門 有希(CV:茅原 実里))とイツキ(古泉 一樹(CV:小野 大輔))の掛け合いが凄いですね。
「みくるを取るか、私を取るか」という有希がいたり、古畑任三郎チックな一樹が、「鍵で扉を開けたときに変わるのは…」といってカメラを回すキョン(CV:杉田 智和)に目をやるなど、たいへん芸が細かいです。
アヴァンタイトルから、細かいテクスチャの3DCGIも凄かったのですが…
いつきログのこちらのエントリによりますと、有希がタイプしていたプログラムソースコードは、実際に実行できるものだそうな・・・
本当に細かいところまで神経が行き届いていますね。
更にこちらには、この劇中オンラインシミュレーションゲーム『THE DAY OF SAGITTARIUS』を、本当に開発している人達がいらっしゃいます。
しかもこの再現性は、凄いと思います。
『涼宮ハルヒの憂鬱』は作り手も凄い人達ならば、受け手も凄い人達が揃っていますね。
そして、多くの人の心を鷲掴みにしたのが、第12話「ライブアライブ」のライブシーン映像ですね。
きっとあのライブシーン映像がなければ『涼宮ハルヒの詰合』(LACM-4268)は、初動32,000枚(!)を叩き出せはしなかったでしょう。
それにしてもこのライブシーン映像は、出色の出来映えですね。
自分は何度観返してみても、同じところで同じように息を呑んでいます。
キャラクタに楽器を演奏させるなどという現実に即した動きは、リミテッドアニメーションでは特に難しいはずなのに、それを完璧なまでに楽曲と同期させている。
あそこまでコードをきちんと押さえているギター演奏アニメーションを、自分は初めて観ました。
楽器演奏でいうと、自分がこれまで観てきた作品の中では、『WXIII PATLABOR THE MOVIE 3』(監督:高山 文彦)のピアノシーン映像が一番だったのですが、今回はそれを遙かに凌駕します。
また、バンドをメインに扱った『BECK』(監督:小林 治)のスタッフの方達は、このライブシーン映像をどのように受け止められているでしょうか?
しかも『涼宮ハルヒの憂鬱』に驚かされるのは、これだけのライブシーン映像が挿入された目的です。
自分はこの約2分半のライブシーン映像よりも、その後に訪れたこの、ハルヒの何ともいえない表情の方に心を奪われました。
異論もあると思いますが、件のライブシーン映像はあの演奏を終えたハルヒの驚きとも嬉しさとも充実感ともいえる、複雑な表情のためにあったと思っています。
もしも件のライブシーン映像が大したことなければ、あのハルヒの複雑な表情は活きてこなかっただろうし、また逆に、ハルヒのあの表情がライブシーン映像に負けているようであれば、あのライブシーン映像はテクニックばかりの映像になっていたでしょう。
もちろん、それら総ての屋台骨になっている「God knows...」(唄:涼宮 ハルヒ(CV:平野 綾))という楽曲や、平野 綾さんの演技力や歌唱力が素晴らしいのは、いうまでもありません。
さてこれは、京都アニメーション作品に対していつも感じていることなのですが、とにかく絵コンテや演出が、アニメータを信頼しているのです。
あのライブシーン映像に負けない…いや、それをも上回るハルヒの表情がないと、この第12話「ライブアライブ」は成り立ちません。
それ以前に、リミテッドアニメーションのキャラクタに、あそこまでギターやベースやドラムを演奏させたライブシーン映像がないと、感謝されることに慣れていないハルヒというキャラクタが活きてきません。
あれだけの説得力のある映像があったからこそ、この第12話「ライブアライブ」は輝いています。
映像は編集のテクニック云々ではなく、被写体のポテンシャルによるところが大きいのです。
そして実写と違いアニメーションは、アニメータが何も描かれていない紙の上に、その被写体が持つ情報を0から描き上げていかなければなりません。
ですから多くの作品で演出家は、作画ではなくレイアウトやカット割りでそれを魅せようとします。
脚本家は、ストーリーやキャラクタの魅力でそれを魅せようとします。
ところが、京都アニメーション作品ではこれを、自信をもってアニメータに任せてしまうのです。
しかもそれを任された原画マンは、その期待以上に魂の籠もったキャラクタを活き活きと描いてくるし、動画マンはその魂を見事なまでにアニメートしてきます。
仕上がった映像には大袈裟ではなく、そのキャラクタ達の魂が宿っています。
絵コンテや演出が、こんなにも高い技術力を要求しているのに、それらに平然と応えられる京都アニメーション所属のアニメータの方達には、惜しみない拍手を送ります。
このライブシーン映像の完成度がいかに高いのかは、いつもお世話になっております、だんちさんの『妄想界の住人は生きている。』にアップされているたこーすけさんのエントリをご覧下さい。
お読み頂けましたでしょうか?
ドラマーからの厳しい視点で観てもこれです。
また、プロの撮影(コンポジット)の視点から観たご意見は、いつもお世話になっております、カヨウさんの『ナナメから見てみる』にアップされているこちらのエントリをご覧下さい。
(※ 分数表記の分母と分子を入れ替えながらお読み下さい)
お読み頂けましたでしょうか?
えーっと、京都アニメーションはいったい、どこまで高みに登り続けるのでしょうか?
「TVシリーズアニメーションに於いては~」などといった枕詞を付けずとも、このライブシーン映像は世界最高峰のものであると確信しています。
さて、このライブシーン映像には多くの人が心を奪われ、たくさんの人が件のCDを買い求めました。
そしてその中で最も影響を受けたのが、いつもお世話になっております、『あしたもまたひがのぼる!』のみかずきさんでしょう。
何と驚くことにみかずきさんは、件のライブシーン映像を受けて、劇中で有希が演奏していた Gibson LTD SG Special (Classic White) を、実際にご購入されました!
ということでみかずきさんに無理をいいまして、何枚かのお写真をお送り頂きました。
みかずきさん、ありがとうございます。
それにしてもこのギターは、本当にカッコイイですね。(^^)
自分はギターのギの字も知らない音痴なのですが、そんな自分が観てもカッコイイです。
今度はみかずきさんにこの Gibson LTD SG Special (Classic White) で、有希顔負けのギターテクをご披露いただこうと思います。(^^)
さて、これだけ賞賛を書き連ねたライブシーン映像ですが、なんと驚くことに、第12話「ライブアライブ」の中でこれは、トリガーにしか過ぎません。
ストーリーのコアはその後に続く、他人からの感謝に戸惑い、意気消沈し、意気軒昂さを取り戻していくハルヒの姿にこそあります。
ラストシーンで、キョンの手を引っ張っていくハルヒの姿が、どれだけ頼もしいことか。
あれだけのライブシーン映像を創り上げておきながら、ストーリーはそれを礎として作品全体をより高見に押し上げようとしているのです。
映像クォリティの高さに定評のある京都アニメーションですが、どの作品も、『BIRTH』(監督:貞光 紳也)などのアニメータ主導作品によくある映像だけの作品ではなく、きちんと映像がストーリーに帰結しています。
これはもう、他スタジオの追随云々ではなく、TVシリーズアニメーションというエンタテインメントを追求した、京都アニメーションの一到達点なんだと思います。
『タッチ』(笑)から、『逆転裁判』(笑)から、『銀河英雄伝説』(笑)まで。
これだけ多岐に亘るネタやストーリーが、ハルヒのポニーテールを眼にしたキョンの一言、
に集約されたこの瞬間、この感動。
そうだよ、ハルヒがキョンにラヴラヴ光線を送るときは、いつだってそっぽを向いているんだよ。
「Veni, creator spiritus,」のハルヒとキョンのチューよりも、こちらの方がぐっ!とくる。
ああ、ハルヒはツンケンしていてもキョンのことが大好きで、キョンはみくるに現を抜かしていてもハルヒのことが大好きなんだなぁと思うと、温かい気持ちで胸がいっぱいになります。
第1話の冒頭から、「ミ、ミ、ミラクル! ミク、ルンルン♪」とエキセントリックなことをたくさんしてきましたが、それでもこの『涼宮ハルヒの憂鬱』という作品は玉虫色のガラス玉ではなく、一色に光り輝く宝石だったと感じています。
色々なことをしていても、作品が決してブレなかったのは、ハルヒとキョンの骨子があったからでしょう。
『涼宮ハルヒの憂鬱』は、第一話ののっけから作品世界にぐっ!と引き込まれるのですが、最終回の後にはすーっと後腐れなく現実世界に戻ってこられます。
この爽やかさがとっても良いですね、最終回なのにちっとも淋しくないんです。
思い起こせば、石原立也監督の前作、TVシリーズ『AIR』のときもそうでした。
とっても気持ちの良い最終回を観終えた後には、また新たな気持ちで、「さぁもう一度第1話から観直してみよう!」と思えるのは、不朽の名作たる証でしょう。
さて、『涼宮ハルヒの憂鬱』を語る上で絶対に外せないものの一つに、『涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部』があります。
地上波放送はラジオ関西アニラジステーション「アニたまどっとコム」内、ネット配信はランティスウェブラジオ内にて行われています。
自分は茨木在住なので、普段はラジオ関西でこの番組を聴いているのですが、聴き逃したり、もう一度聴きたいときなどには、ウェブラジオでも聴いています。
自分で録音せずとも、簡単に番組を聴き返すことが出来るなんて、本当に良い時代になったと思います。
さて、自分のお気に入りコーナーは何といっても、「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス・有希に聞け!」ですね。
綾さん:(団員からのメールを読む)「最近、「恋のミクル伝説」が、すげー巧い歌に聞こえるのは気のせいでしょうか?」
実里さん:(即答で)「気のせい」
邑子さん:(素でつっこむ)「おいっ!」
実里さんの当意即妙ぶりは必聴です!(笑)
雲霞の如く押し寄せて下さい。
さて、『涼宮ハルヒの憂鬱』はこれだけの作品なのですから、ネット上での盛り上がり方も、尋常ではありません。
今年の5月に行われた『光希桃 Anime Station』「第8回感想率調査」では、感想率でも新番組好感度でも、『涼宮ハルヒの憂鬱』は堂々の1位でした。
感想系ブログでも、『涼宮ハルヒの憂鬱』の各話感想エントリには軒並み、3桁のTB(トラックバック)が続いています。
この辺りについては、いつもお世話になっております、てりぃさんの『Old Dancer's BLOG』にあります「ハルヒ特集~ハルヒ記事リンク集」のブログリストがたいへん役に立ちます。
今回、皆さんへお送りさせて頂きましたTBも、こちらのエントリを活用させて頂きました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』感想ブログの末席に、『遍在 -omnipresence-』を加えて頂ければ幸いです。
また、それらを含めた批評・論考リストは、milkyhorseさんの『MilkyHorse.comの馬法学研究会』にありますこのエントリが役に立ちます。
これら総ての『涼宮ハルヒの憂鬱』関連エントリに眼を通すことは、数的にいって恐らく不可能でしょう。
そしてネット上には発言する人以上に、ROM(リードオンリーメンバー)と呼ばれる発言しない人が存在します。
そう考えると、たいへん大勢の人がこの、『涼宮ハルヒの憂鬱』に注目しているんだと思います。
この、角川スニーカー文庫から始まった『涼宮ハルヒの憂鬱』旋風は、洛陽の紙価を高め、アニメーション業界を席巻しただけではまだ、満足していません。
YouTubeを日本で人口に膾炙させたのは、『涼宮ハルヒの憂鬱』(のED映像)だといっても過言ではないでしょう。
更に、ウルシステムズ株式会社の中村 正弘さんは、同社が開催したセミナーの中で、Web2.0の成功事例として『涼宮ハルヒの憂鬱』を取り上げ、「バイラルネットワークが生じた」と指摘しています。(詳細はこちらやこちらを)
また負の面では、『涼宮ハルヒの憂鬱』の画像を表示するトロイの木馬も出現したそうです。(詳細はこちら)
更に、一瞥するとちゃらんぽらんに見える『涼宮ハルヒの憂鬱』公式サイトも、YUYUKOALAさんの[ 悠 々 日 記 ]のこちらのエントリをご覧になると、その作り込みの深さに驚かれることと思います。
というか、自分は腰を抜かしました。(^^)
HTMLソース直読みを前提としたWebプロモーションが成り立つこと自体がもう、これまでの概念とは明らかに異なります。
Web2.0は確実に浸透しているんだと思います。
こうしてみると『涼宮ハルヒの憂鬱』は、紛れもなく、2006年を代表する作品だと思います。
2006年はまだ5ヶ月以上も残っているのですが、もうこの時点でいい切ってしまっても大丈夫でしょう。
こうして一時代を築いた作品をリアルタイムに観られたこと、この経験をたいへん嬉しく思います。
京都アニメーションのBBS閉鎖は残念だったけど、制作スタッフの皆さんには心から感謝します。
さて、次の京都アニメーション作品は、BS-iで10月から放送開始予定のTVシリーズ『Kanon』(監督:石原 立也)ですね。
これも、2006年を代表する作品(候補)ではないのかな?>自分(^^;
『AIR』、『フルメタル・パニック! The Second Raid』、『涼宮ハルヒの憂鬱』と傑作が続いてしまうと、ボキャブラリの少ない自分には褒め言葉が尽きてしまうのですが、また新たな褒め言葉を用意しながら、『Kanon』の放送を愉しみにしています。
(いい加減、『ふもっふ』を観ないといけないな)
そして次こそは、京都アニメーションに対して、鼎の軽重を問う制作&製作会社が出てきて欲しいと思います。
ここまでお読み頂いた皆さん、超長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。
実は、第9話「サムデイ イン ザ レイン」についてなど、まだまだタイプし足りないところがあるのですが、取り敢えずこの辺りで締めることにします。
それでは、よしなに。(敬称略)
P.S. TBポリシーについては、こちらを参照して下さい。
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コメント
初めましてtonamiといいます。TBありがとうございました。
そして感想おつかれさまでした!超長文といわれてますけど
とても読みやすくてその文才に感服しました◎
なんだか読んでて暑いのに鳥肌がたちました(^ω^)
>爽やかな最終回
本当ですね。終わったのが寂しいというより嬉しいような
「やった!さてもう一回見よう!」と思えるアニメは
私はハルヒが初めてでした。
ひとの感情の機微の描写にもひかれたし 良作ですね!
では今後もまた立ち寄らせて下さいね。
投稿: tonami | 2006/07/17 10:52
tomaniさん、こんにちは。こちらこそ初めまして。
拙文をお読み頂きまして、ありがとうございます。
しかも、お褒めの言葉を頂きまして...今、非常に照れています。(^^)
実はここだけの話、今先程も、少しだけ文章の流れを直していました。
まだまだ粗い『遍在 -omnipresence-』ですが、これからも宜しくお願いします。
ところで、tonamiさんの作品はどちらで拝見できるのでしょうか?
是非とも読んでみたいと思っています。
それでは、よしなに。
投稿: Akihiro Inda. | 2006/07/17 12:51
こんばんは。初めまして。たこーすけと申します。
拙文を取り上げて下さって、ありがとうございます!
へっぽこアマチュアドラマーに過ぎない私ですが、今の自分に出来うる限りのこだわりを込めて、だんちさんのところで書き込ませていただいたものです。
お役立ていただけて、とても嬉しいです!!ありがとうございました!
いやしかし、第12話、ほんとすごかった。
ライブシーン。一目見て、鳥肌もので。
でも、実速度で見ても、ビシビシ合ってるということしか、ぼくもわからなかったのです。
それで、コマ送りで見てみて、ほんと驚愕しました。こんなところまで描いているのか!!と。
もう、実速度で見てても絶対に気付かない!というところも多いです。というか、コマ送りで見ていてさえ、なかなか気付かなかったところもあります。
京都アニメーションのこだわりは、凄まじいです。
でも、Akihiro Inda.さんの仰るとおり、このライブシーンはトリガーに過ぎないんですよね。
ハルヒのあの何ともいえない表情。
ハルヒの成長というストーリー。
そして、日常描写も。
屋台の出店とかクラスの出し物、そして文化祭後の、あの秋を感じさせる空気。
やはり、視聴者みんな、それぞれの「ああ。文化祭、学園祭ってこうだったよな」という思い出に浸れたのではないかと思います。
そして、ラストシーンの遠景とBGM。
もう、「サムデイインザレイン」「憂鬱VI」と共に「ライブアライブ」も、一つの最終回と言っても良い位でした。
「はてな」の「涼宮ハルヒの憂鬱」の言及数グラフも、それまでは各回放送終了後、しばらくで落ち着くのに、第12話は全然落ち着くことなく、そのまま第13話にいっているんですよね。
やはり、もう、ネット中が「文化祭」状態だったんだなあとつくづく思います。
いや、つい長くなってしまって申し訳ありません。Akihiro Inda.さんの感想を読んで、つい感動が蘇ってきてしまって。
それでは、失礼いたします。
ありがとうございました。
投稿: たこーすけ | 2006/07/19 02:34
たこーすけさん、こんばんは。
こちらこそ初めまして。
件のライブシーン映像は一目見なくても物凄かったのですが、たこーすけさんのエントリを拝見して、あのライブシーン映像の物凄さを、改めて実感しました。
音よりも作画の方が過剰すぎてズレているというのは、驚愕に値します。
さて、うちの環境では Rec-POT に録画しているため、フレーム単位のコマ送りが出来ないのですが、たこーすけさんのコメントを読んでいると何だか、「ライブアライブ」をコマ送りでもう一度、観直してみたくなってきました。
S-VHS テープにダビングして、HR-X7 で再生してみようかな?
それで、ネット中が「文化祭」状態というのは、確かにそんな感じですね。
『AIR』や『フルメタル・パニック! The Second Raid』のときよりも、明らかに参加人数が増えていますし、明らかに盛り上がっています。(だけどうちのアクセス数は…)
うちは長文大歓迎ですので、お気軽にどうぞ。(^^)
それでは、よしなに。
投稿: Akihiro Inda. | 2006/07/20 23:54