【結果発表】感想率調査2005年冬
さて、四半期ごとの恒例行事となりました、光希桃 Anime Stationの感想率調査2005年冬の結果がようやく発表されました。(*1)
って、発表されたのは随分前の話なのですが、自分のエントリアップは 3月 5日(日曜日)・・・
こんなに更新の遅いサイトでも、感想サイトの末席に加えて頂きまして、本当にありがとうございます。
さて今回、栄光の第1位に輝いたのは、『魔法少女リリカルなのはA's』(監督:草川 啓造)です。
自分の評価詳細を見て頂ければ分かりますように、自分も『魔法少女リリカルなのはA's』は一押しでした。
今回、自分はこれと『ARIA The ANIMATION』(監督:佐藤 順一)を「殿堂入り」としていました。
ですがこの「殿堂入り」の価値が、回を追うごとに薄れているのではないか?という意見が、主催の光希桃さんのところには多数、寄せられていたようです。
このことには自分も深く考えさせられました。
というのも思い返してみると、自分も確かに相対評価で「殿堂入り」にしていた節があるからです。
具体的な作品名を挙げると、TVシリーズ『AIR』(監督:石原 立也)に対するそれと、今回の『魔法少女リリカルなのはA's』や『ARIA The ANIMATION』に対するそれとでは、明らかに価値が違います。
「殿堂入り」の評価基準にある「人生に影響があるほど」というのに嘘はないつもりですが、『魔法少女リリカルなのはA's』や『ARIA The ANIMATION』に、TVシリーズ『AIR』ほどのものはありません。
つまり、2005年の冬だけで見れば、『魔法少女リリカルなのはA's』や『ARIA The ANIMATION』に対する「殿堂入り」は今でも妥当だと思っているのですが、これがこれまで観てきた作品を俯瞰してとなると、「名作」止まりに留めておくべきだったと思ってしまいます。
「そんなにも人生に影響のある作品がたくさんあるのか?」という声が聞こえてきそうですが、こうしてその作品のことを語っているだけでも、それは充分に人生に対する影響の表れではないのでしょうか?
光希桃さんが引用されていた「けっして良い意味では使われない"普通"!(C)久米田」が示唆するように、喩え「駄作」といった悪い印象でも、作品としてはその人の印象に残っているだけでもまだマシだと自分は思っています。
現に、自分の評価詳細を見ても、そのことがコメントに強く表れています。
「駄作」とした『Phantom ―PHANTOM THE ANIMATION―』(監督:元永 慶太郎)に対するテンションの高さと、「ふつう」とした作品に対するテンションの低さといったら…
自分でタイプしていながらホント、如実に表れていますね。(苦笑)
ということでどうなのでしょう、これからの「殿堂入り」判定というのは、トータルで判断した方が宜しいのでしょうか?
それともこれまで通り、その期間内に於ける相対評価で宜しいのでしょうか?(*2)
また、この感想率調査に並行して、加嶋さんの『アニ鳴館』では、「単発アニメ作品評価調査」が行われました。
もちろん自分はこちらにも参加させて頂きました。
この【初見】と【再視聴】を分ける試みは面白いですね。
もう少し参加人数が多ければ、再視聴によってより評価されたり、されなかったりする作品が明確になったのでしょうか?
あと、自分も含めて何人かの方が、集計期間前に観たことをコメントに寄せているように、そういった集計期間前に観たこと用の何かがあれば、自分は嬉しかったかな?と思っています。
ということで最後になりましたが、光希桃さん、加嶋さん、集計作業お疲れ様でした。
次回も是非、参加させて下さいね。
それでは、よしなに。(敬称略)
2006/03/12(Sun)01:20追記
(*1)「ようやく」について。
こちらとしては「待望の」といったポジティヴイメージだったのですが、ご指摘のように「まだかよ」といったネガティヴイメージにも取れてしまいます。
光希桃さんの気分を害してしまって、すいませんでした。
(*2)「相対評価」について。
光希桃さんからご指摘がありましたように、終了番組評価調査歴代ランキングやアニメーション制作会社ランキングもありますので、次回からは「絶対評価」にしようと思います。
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