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2005年10月

2005/10/20

【5.1ch】『フルメタル・パニック! The Second Raid』Scene13「つづく日々」

『フルメタル・パニック! The Second Raid』DVD-BOX<初回限定生産>『フルメタル・パニック!
 The Second Raid』

  (監督:武本 康弘)

 2006年に入ってからのエントリアップをお許し下さい。

 SD(標準放送)でLB(レタボックス)ながら、迫力の5.1chサラウンドステレオ放送で自分を愉しませてくれた『フルメタル・パニック! The Second Raid』も、今回でいよいよ最終回。

 サブタイトルは"つづく"なのですが、今回で見事なまでの"最終回"です。

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2005/10/13

【5.1ch】『フルメタル・パニック! The Second Raid』Scene12「燃える香港」

安心できない七つ道具? フルメタル・パニック! 2005年の冬コミには、今回のサブタイトルをもじって「萌える香港」とした同人誌が出ているんだろうなぁ・・・
 閑話休題。
 さて、Scene12「燃える香港」の感想です。
 といきたいところ、ですが・・・
 てりぃさんだんちさんのエントリを読んだ後だともう、自分の出る幕はないようです。
 てりぃさんの「テッサ(CV:ゆかな)に萌えながらも宗介(CV:関 智一)の機微をうがつ」エントリや、だんちさんの「ライトノベルからの脱却」エントリのように、お二人は非常に大きな視点で『フルメタル・パニック! The Second Raid』(監督:武本 康弘)を捉えられています。
 視野の狭い自分には、そこまでのものを認めることはできません。
 ですので今回は少しだけ、本編から離れたことをタイプしようと思います。


 繰り返し視聴について。

 今回、この感想は、2006年 1月 2日(月曜日)にScene12「燃える香港」を観直した上で、タイプしています。
 約2ヶ月の月日を経て、こうして観直してみても、やっぱり『フルメタル・パニック! The Second Raid』は面白いですね。
 マデューカス(CV:西村 知道)がテッサに逆らったり、宗介が本当に引き金を引いたり。
 一度観ているのだから、当然のことながら次の展開を知っているのですが、それでも手に汗握るこの展開。
 こうして、繰り返しの視聴にも堪えられる映像作品こそが本物なのだろうなぁと思って、観ていました。
 ストーリーがTDD(トゥアハー・デ・ダナン)のCDC(Combat Direction Center:戦闘指揮センタ)や、深夜の九龍にある一室で展開されていたこともあり、京都アニメーションの前作、TVシリーズ『AIR』(監督:石原 立也)にあった眼を瞠る映像の煌びやかさはありません。
 ですがそれでも、自分を魅了して止まないこの映像美。
 5.1chサラウンドステレオ放送も相俟って、SD(標準放送)のLB(レタボックス)だということを忘れてしまいそうな勢いです。

 さて、次回はいよいよ最終回。
 結末がどうなるのかを分かっていても、愉しみで仕方ありません。


 それでは、よしなに。(敬称略)

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2005/10/06

【5.1ch】『フルメタル・パニック! The Second Raid』Scene11「彼の問題」

悩んでられない八方塞がり? フルメタル・パニック! 2006年が明けてから感想をアップするのもおかしい話ですが、ここはきちんと各話感想を認め、『遍在 -omnipresence-』の体裁を整えようと思います。
 今頃になるTB(トラックバック)を、どうかご容赦下さい。

 さて、Scene09「彼女の問題」の対となる今回のScene11「彼の問題」は、そのサブタイトル通り、宗介(CV:関 智一)の問題に迫る見事な作品でした。
 作品内容については、てりぃさんだんちさんのエントリをお読み頂ければと思います。
 こんなにも深い内容に迫る感想は、他にはないと思いますので。
 ということで自分はやはり、余りエントリを見掛けない、5.1chサラウンドステレオ放送から切り込んでいこうと思います。

 さて今回は正月休みを活かしまして、2006年 1月 2日(月曜日)の昼間に、この『フルメタル・パニック! The Second Raid』(監督:武本 康弘)Scene11「彼の問題」を鑑賞していました。
 昼間ということで、ヴォリュームは大盤振る舞いの-30.0dB(!)・・・
 今のところ苦情は来ていませんが、階下の方ごめんなさい。
 実は昨年末にうちのAVシステムへ、oyaide MTB-6 & Chikuma CPC-15HG/1.0 を導入しました。
 まだまだエージングの途中なのですが、その甲斐あってか、大音声で聴いても不快感はなく、むしろ、もっと大音声で聴きたいぐらいです。
 なので、-30.0dBでも大丈夫!…って、階下の方ごめんなさい。
 これまではCMパートに入る度に、慌ててヴォリュームを下げていたのですが、今はそのままでも「気持ちよく音が出ているなぁ」という感じでして、特にヴォリュームを下げようとは思いません。
 いくら深夜に放送されていた作品とはいえ、やはりこの『フルメタル・パニック! The Second Raid』は「大音声で愉しまないと」と、強く思いました。

 ではその大音声が、作品をどう盛り上げているのか?

 これが別段、作品を盛り上げていないのです。
 Scene11には戦闘シーンがなかったこともあり、音響が前に出てくることはありませんでした。
 では音響は何をしていたのかというと、ただ環境音を揃えることに終始されていました。
 それぞれのシーンに合った"ブー"や"ジー"といった環境音が、5.1ch総てを用いて全体へ広がるように且つ、意識できるギリギリのところで流れていました。
 この意識できるギリギリというのは、ヴォリュームの大小によるギリギリではなく、映像に対する環境音が余りにも自然なために意識しにくいということです。
 しかもそれは、5.1ch総てを用いて表現されているため、指向性がなくなっています。
 なので余計に環境音を意識しづらくなっています。
 視聴者には意識させないが、確実にその映像に合致する環境音が、静かに視聴者を取り囲む・・・

 つまりこの音響を大袈裟にいってしまえば、視聴者の無意識に訴え掛けてくる音響なのです。

 このように大音声で意識的にリアチャネルやサラウンドバックチャネルに耳を傾けてみて、初めて気が付くぐらいの繊細な環境音の数々。
 自分は先程、「作品を盛り上げていない」とタイプしたのですが、これはあくまでも意識下に於いての話です。
 こんなにも自然と作品に寄り添いさり気なく、だけどとても力強く作品を盛り上げる音響には、なかなかお目に掛かれるものではありません。(音だから「お耳に掛かる」かな?)
 しかも『フルメタル・パニック! The Second Raid』は、劇場用の作品ではなくTVシリーズ用の作品です。
 映像作品に限らず、名作は常に作品の枝葉末節に至るまで総てに於いて、作り手の神経が行き届いているもの。
 それをTVシリーズで味わえるとは、「『フルメタル・パニック! The Second Raid』恐るべし」といったところでしょうか。

 ということで、UMD(Universal Media Disc)などの2chステレオや、もしかするとモノーラル環境で『フルメタル・パニック! The Second Raid』をご覧になっている方もいらっしゃると思います。
 ですがこのように、5.1chサラウンドステレオ環境だと、より作品に没頭できること請け合いです。
 作品を骨の髄までしゃぶり尽くすという意味も込めまして、5.1chサラウンドステレオ環境でご覧になることを強くお薦めします。


 それでは、よしなに。(敬称略)

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