【感想】BSこだわり館『BSアニメ夜話』第4弾
・第1夜:『未来少年コナン』(監督:宮崎 駿)
判っている人は、だいたい判っていると思うのですが、自分は余り、ネームヴァリューに左右されません。
それは宮崎さんも同様です。
宮崎さんの新しい映画が公開されても、それはたくさんある映画の中の一つとしか思えません。
ということで今回は別段、得るものがなかったです。
あっ、他のマスコミではチヤホヤされている宮崎さんに対して、色々な人が、ロリコンだの何だのといっているところは、面白かったです。(^^)
・第2夜:劇場版『エースをねらえ!』(監督:出崎 統)
皆さんのお話を聞いていて思ったことは、この'79年当時の出崎さんは、精力的に活動をされていたのだろうということ。
ですが、劇場版『AIR』に於けるその印象と、今回取り上げられた劇場版『エースをねらえ!』の印象には、それほど大差はありませんでした。
つまり、歯に衣着せぬいい方をすれば、成長が見られないのです。
ディスカッションの中でお名前の挙がった富野由悠季さんの今の作品は、きちんと現代の作品としての映像を備えています。
ですが、出崎さんのそれは、過去のものにしか見えません。
出崎さんは本当に今でも、精力的に活動されているのでしょうか?
・第3夜:劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(監督:石黒 昇・河森 正治)
今回のラインアップで一番期待していたのが、この『愛・おぼえていますか』です。
今なお通用する、ハイクォリティアニメーション。
しかもそれを当たり前の話ですが、CGを用いることなく映像化しています。
これは驚異だと思います。
あとは、エンディングのスタッフロールも見所だと思います。
今では絶対に不可能な、当時だからこそ集結できたという面々が名を連ねています。
しかしながら今回は、ゲストの人選がよくありません。
板野さんがいらっしゃったのなら、どうしてそのお相手は飯島さんや土井さんではなく、深見さんなのでしょうか?
逆に深見さんがいらっしゃったのなら、どうして取り上げる作品が『MACROSS PLUS』(総監督:河森 正治)ではないのでしょうか?
その辺りが、勿体ないなぁという感じです。
さて今回は板野さんがゲストということで、やはりディスカッションの中心は"板野サーカス"。
ミサイル乱舞の原体験は、バイクに搭載したロケット(花火)ランチャ100連発!という話は、とっても面白かったです。
やはり、映像作家の原体験の話は面白いですね。
これからもこういったゲストを期待します。
それでは、よしなに。(敬称略)
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