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2005/06/09

【感想】『フタコイ オルタナティブ』第10話「クマのように舞い、イカのよう刺す」

 さて、思い知れ、関東地方!(笑)の第十弾。

 野球中継のお陰で30分遅くなったため、ただでさえも遅い放送開始時間が、今夜は3:40~・・・
 やはり寝る前のEPG(電子番組表)チェックは、欠かすことが出来ません。



 さて、双樹(CV:門脇 舞)の養育費として差し出された、ざっと二千万円ぐらいはある札束を、頑として受け取らない恋太郎(CV:関 智一)。
 そんな恋太郎に対して、三ツ木グループ秘書室長:霜島 涼(CV:伊藤 栄次)は、「要するにガキってことか?」と挑発する。
 だが、双樹を幸せにする具体的なプランを何一つ持たない恋太郎は、そんな霜島に対して何もいい返せなかった。
 つまり、図星だったのだ。
 ちなみにこれは余談ですが、胸の大きさで女が決まる訳ではないように、チンコの大きさで男が決まるわけではないと思うのですが、皆さんのはどうなのだろうか?(そんなこと訊いてどうする?(笑))
 このあと、双葉探偵事務所の残骸を目の前にして恋太郎は双樹に、「公彦さんとこ、帰れよ」という。
 そんな恋太郎に対して双樹は再び、「私を捜して」と依頼する。
 この、再び繰り返された双樹からの依頼は、レーゾンデートルの確認作業なのでしょうか?
 番組開始時に示されていた「三人でいたい」というテーマに対して、理詰めではなく、キャラクタの感覚によるアプローチを掛けていると捉えれば、これらの行動には合点がいきます。
 お互いを求め、求められることによって、お互いのハッピーを確かめ合う、恋太郎と双樹。

 しかしこの銭湯シーンにあった双樹の下着姿が、本当に良く描けています。
 まるでインナーのパンフレットのように、エロスはまるでないですし、骨格もきちんと取れている。
 そして、こういった部分動画の一枚絵で魅せてくるかと思いきや、その後の紫 和泉子(*1)恋太郎vsイカファイヤー(CV:長島 雄一)戦では、'80年代を彷彿させるような大きなアクションで魅せてくる。
 本当に『フタコイ オルタナティブ』(総監督:逢瀬 祭)は、多芸に秀でていると思います。

 さて、そのイカファイヤーに「いらねぇよ」と切り捨てられた恋太郎は、「(何もかも忘れて)どこか、遠い国へ行きたいのですが」と、伊國屋書店の店員に呟く。
 そこまで落ち込んでいた恋太郎に朱雀婆さん(CV:真山 亜子)は、「父親そっくりの自惚れた思考回路だよ」と、諦めとも励ましとも取れる言葉を投げ掛ける。
 この台詞がきっかけとなって恋太郎は、ようやく双樹を捜し始めます。
 第6話の「どうして好きなのに別れちゃったの?」が、ここに掛かっているのですね。
 双樹を幸せにする何かが欲しかったのか、意地でも親父を超えていきたいのか、はたまたその両方なのか?
 いずれにしても、ノープランなのは相変わらずですが、少なくとも「公彦さんの方が…」ではなく「俺が双樹を幸せにする!」という腹積もりは固まったようです。

 さて、オープニングは相変わらずなのですが、今回もまたエンディングが変更されていました。
 ノンヴォーカル・ピアノソロヴァージョンの「ぼくらの時間」。
 かと思いきや、前回の双樹と沙羅の泣き叫びの映像とともに、ラストの「戻ることのない日々、ココロを残して…」の部分だけがオンヴォーカルとなり、更にそのままTVCFを挟まずに次回予告へ。
 この次回予告もピアノソロをバックに、「もしあのとき沙羅と双樹を抱いていたらハッピーになれたのだろうか?」の手書き文字。

 「FILE11 燃える二子魂川」

 恋太郎が二人に手を出さない理由が未だに不明なのですが、『フタコイ オルタナティブ』のこういった演出によって、自分はぐいぐいとこの雰囲気に引っ張っています。

 そういえば今回は、沙羅の出番がなかったため、水橋さんのお名前自体が、クレジットされていませんでしたね。
 それと長島さんは、ノリノリ(死語)でイカファイヤーを演じられていましたね。(^^)

 次回も愉しみにしています。


 それでは、よしなに。(敬称略)

 (*1)『D.C.P.C.~ダ・カーポ~プラスコミュニケーション』(2004 CIRCUS)に登場するクマのこと、CVはみずのかっぱさん。

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