【感想】BSこだわり館『BSアニメ夜話』第3弾
・第1夜『新世紀 エヴァンゲリオン』(監督:庵野 秀明)
こちらにテキストに起こされたものがあります。
みやむ~こと宮村優子さんのお話が、たいへん興味深かったです。
以前、JOQR『緒方恵美の銀河に吠えろ!』で緒方さんが、劇場版のラストシーンを再アフレコしたと、話されていました。
その時には、「みやむ~と一緒に、最後の台詞を3時間掛けて録り直した」「魂が震える作品になった」と話されていました。
また以前、OBC『宮村優子の直球で行こう!』では、みやむ~自身が"気持ち悪い"の台詞を生み出した話をされていました。
そして今回、その生み出されたときに、庵野さんから投げ掛けられた質問が、みやむ~の口から語られましたが・・・
(鴇羽舞衣風に)はぃ~?
泥棒にいつでも犯される状況下で、第26話の冒頭宜しく、その泥棒がオナニーしたら…って、そりゃぁ誰でも気持ち悪いでしょう。(笑)
でもあのラストシーンの台詞は、今でも「気持ち悪い」で良かったと思っています。
それと滝本さんは、流石だなと思いました。
岡田さんから「物書きとして言語化するとどうなるんですか?」と訊かれてもなお、「だって綾波ですよ?好きになるに決まってるじゃないですか」といい切った。
あのぐらいでないと、オリジナリティある作品は生み出せないなと思う反面、彼の担当編集者は相当に腕の立つ人でないと、コントロールできないなと思いました。
今度、『NHKにようこそ! Welcome to the N.H.K.』を読んでみようと思います。
・第2夜『映画 クレヨンしんちゃん「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」』(監督:原 恵一)
動く藤原さんを初めて拝見しました。
国生さんが藤原さんに、サングラスを外すよう促されたのも分かります。
それで出演者の皆さんが、余りにも薦めるものですから、先程この映画の予約を入れました。
2005/04/02(Sat)10:10~WOWOWでの放送です。
でも、ステレオ放送なのが玉に瑕ですね。
5.1chサラウンドステレオにして欲しいです。
ところで、録画は出来ても、いつ観られる時間が出来るんだろう?
ちなみに自分は、1975年生まれですので、大阪万博を知りません。
ですが元実家は千里中央ですし、今でも茨木在住ですので、太陽の塔を始めとする万博記念公園には馴染みがあります。
果たしてこんな自分にも、この映画が愉しめるのでしょうか?
それと志らくさんは、他人の映画を貶して溜飲を下げる、ステレオタイプな人と感じました。
あれで彼の落語は、本当に面白いのでしょうか?
さて、頑張って観てみました。
ステレオ放送だったのですが、劇場版の名に恥じることのないDレンジの広さで、非常に聴き応えがありました。
ですが、やはり大阪万博の洗礼を受けていない自分には、そこまでのものを感じることが出来ませんでした。
出演者の皆さんが、あれだけ熱くこの映画を薦めていたのは、大阪万博という原体験があったからだと思います。
唐沢さんがいわれていたように、これは大人向け、それも1970年以前に生まれた方向けの映画なんだと思います。
・第3夜『新造人間 キャシャーン』(総監督:笹川 ひろし)
否定される方もたくさんおられるようですが、自分は『CASSHERN』(監督:紀里谷 和明)を、素晴らしい映画であると思っています。
詳細はこちらをご覧下さい。
それでこの原作の方は観たことなかったのですが、前述の『CASSHERN』とは、随分と趣の違う作品ですね。
何となくですが、原作にぞっこんの方が「こんなのはキャシャーンではない」といわれていたのが、分かるような気がします。
それでうちのNHK-BS2視聴環境では、BSディジタルよりもBSアナログの方が、映像も音声もハイクォリティです。
また自分の眼には、TOSHIBA RD-X3のD端子出力よりも、Victor HR-X7のS端子出力の方がハイクォリティに見えます。
ですのでうちでは、BS2のみ、X7で視聴しています。
ちなみに音声は、コアキシャル端子で、DENON AVC-A1SRに接続しています。(詳細はプロフィールページにて)
今回の放送も残念ながら、Aモードステレオだったのですが、それでも音が非常に良かったです。
観慣れているEVAの映像は、ダビングが繰り返されているためもう一つだったのですが、音声の方は低音がきちんと出ていて、とても心地良かったです。
また、大槻ケンヂさんの「たたかえ!キャシャーン」の熱唱も、実に良かったです。
あのカラオケは当時のものだと思うのですが、30年前のものとは思えない分厚い中音が、とても心地良かったです。
とにかく、音の良さに驚かされたのが、今回の『BSアニメ夜話』でした。
それでは、よしなに。(敬称略)
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コメント
おはようございます。
「私小説エンターテイメント」作家である滝本氏に
「文学とエンターテイメント」について、講釈をたれる面々ってどうなのよ、と思ってしまいました。
なんか滝本さん、ふてくされちゃったような気が・・。
投稿: やん | 2005/04/02 07:59
やんさん初めまして、こんにちは。
滝本さんの著書を読んだことがないので、私小説云々については何ともいえないのですが、EVAを文学…しかも純文学といわれていましたね。
何をもってそういわれているのかがもう一つ掴めなかったのですが、滝本さんとみやむ~さんは、どうもこの純文学とEVAが結び付いていなかったようですね。
自分もその、純文学というものに触れたことがないので、自分のイメージする純文学とEVAが結び付きませんでした。
それでは、よしなに。
投稿: Akihiro Inda. | 2005/04/02 14:19