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2005/03/04

【感想】『AIR』第九話「つき -moon-」

 柳也様カッコイイ!萌え萌え!(^^)
 出でよ、召還獣アラターニ!!

 この召還呪文はスペルワンス(一回限りの呪文)です。
 新たにアラターニ(笑)を召還したいと思われた方は、各自で工夫して下さい。


 物語の結末に対する、作り手側の自信の表れ。
 他の方の感想を拝見しますと、どうやらこの展開は原作ソフト通りのようですが、それにしてもこの大胆なシナリオ構成には舌を巻きます。
 ここからラストまでのシナリオに対してよっぽどの自信がないと、こんなシナリオ構成は出来ないと思います。

 『宇宙のステルヴィア』(監督:佐藤竜雄)に於いて、グレートミッションを前哨戦として、ジェネシスミッションを本戦にしたときにも驚きましたが、今回はその衝撃を凌駕します。
 これまであったものを単なる引き金にして、それ以上の脅威を後から出してくるのではなく、主人公をカラスにしてヒロインに巡り合わせてから画面右上に、作品タイトルを描く。
 この第九話のラストは、これまでが単なるプロローグであり、これからが『AIR』のメインストーリーであることを雄弁に語っています。
 九話からなる壮大なプロローグ。
 これが他の作品であれば、「またそんなに風呂敷を広げて…」となるところですが、『AIR』なら何かをやってくれそうです。
 くれそうですが・・・この先『AIR』のラストには、これまで以上の感動が本当にあるのでしょうか?!
 そんなにも晴子(CV:久川綾)へのゴールは、感動できるものなのでしょうか?
 劇場版『AIR』に於ける前述のゴールシーンは、正直にいいますと白けていました。
 バックで波がザッバーン!・・・って、あれはギャグの演出ですよね?

 ついでだからもう一つ、劇場版『AIR』の話。
 原作ソフトプレイ済みの方の多くの感想に、「"そら"をただのカラスなんかにするんじゃない!」というご意見がありました。
 自分は原作ソフト未プレイでしたので、「別にいいんじゃない」ぐらいの思いでいました。
 ですが今回の第九話を経て自分は、この考えを改めました。
 "そら"をただのカラスなんかにするんじゃない!」
 自分もそう思います。
 "そら"の背負っているものが、余りにも違いすぎる。
 『AIR』を名乗る作品内で、ただのカラスを"そら"と呼ぶことは、『AIR』に対する冒涜以外の何物でもない!
 この一点をもって劇場版『AIR』は、『AIR』の看板を下げるべきだといってしまって構わないと思う。
 そのぐらい今回の第九話は衝撃的でした。

 「これまでの『AIR』は前哨戦に過ぎなかった…」

 まるで三流映画の続編キャッチコピーみたいですが、これまでの密度の濃い九話分をまるまる前書きにして、次回からの本編へ繋ぐこの構成。
 現代を描き、過去を描き、もう一度現代に戻ってきたとき、主人公はカラスに転生。
 そして、「にはっ。よーい、どん!」・・・

 次回から始まる『AIR』の神髄を、しかと受け止めます!


 さてここで少しだけ、死に行く者について。
 『AIR』に限らず、今回の八百比丘尼(CV:潘 恵子)のような事切れ方には、いつも釈然としないものを抱いております。
 そもそも、人はそんなにも簡単に死ぬのでしょうか?
 人間の出血致死量は2リットルと聞いているので、どうしてもあの程度の描写では…と思ってしまいます。
 もっと血塗れなら、当たり所が悪かったんだと思えます。
 もちろん、人間と翼人は違うという話もあるのでしょうけど、今回はその映像に、それだけの説得力を感じられませんでした。
 ですが、お手玉を死に行く母への手向けとする神奈(CV:西村ちなみ)の姿には、恥ずかしながら泪を誘われました。
 これらのシーン、原作ソフトでは、どのように表現されているのでしょうか?


 あとはBパートの冒頭。

 三人は大きな木の陰で、身を寄せ合っています。
 竹筒に入っていた飲み水を、三人で分け合って飲んでいましたが、恐らくはその時間の長さから、柳也と裏葉は神奈のために、飲むふりをしていたのでしょう。
 そして三人は、今後の夢を語り始めます。
 三人で西の温かい海辺で暮らす、幸せな夢。
 だが、三人が夢を語っている間にも、ジリジリと間を詰めてくる追っ手達。
 柳也は取り囲もうとする追っ手に気付いて身構えるが、夢を語ることは決して止めない。
 夢を語り続けながら顎で「神奈を連れて逃げろ」といわんばかりに裏葉を促すが、彼女は頭を横に振って、逃げる代わりに短刀を手に取った。
 もちろん裏葉は柳也と同様、この間も夢を語ることを決して忘れない。
 そしてその間にも、語られる夢の一つ一つに覆い被さるようにして、追っ手が一歩、また一歩と躙り寄ってくる。
 夢を語る会話と、迫り来る映像の対比が、観るからに切ない。
 何より神奈はここまで、まるで追っ手のことには気付いてないかのようでした。
 ところが・・・
 柳也との泪の接吻とともに、「末永く、幸せに、暮らすのだぞ」と二人に最期の命を与える神奈。
 直後、翼人の象徴でもある翼を大きく広げて神奈は、空高く舞い上がった。
 だが、「もっと高く!」という柳也の絶叫も虚しく、追っ手達から矢継ぎ早に放たれる矢が、休むことなく光り輝く神奈の翼を貫く。
 更に追い打ちを掛けるようにして、調伏の呪文による赤い呪詛の帯が、神奈の身体を縛り上げる。
 月明かりの下で藻掻き苦しむ翼人、神奈。
 そして最期には、サブタイトルにある月をバックにして、神奈は泪とともに粒となって消えてしまった…

 これは『AIR』屈指の名シーンといっても、過言ではないでしょう。
 次回、第十話「ひかり -light-」にも、期待しています。


 それでは、よしなに。(敬称略)

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コメント

おこんばんわ。

八百比丘尼の「死」の描写について、ですが、ゲーム版でも必ずしも「失血死」ではないのですよ。八百比丘尼を縛る「呪い」自体が既に体を蝕んでおり、それを祈祷で無理矢理延命させていた描写がある~体調自体が既に思わしくなかったのと、矢の一本が心臓を貫いている、という記述が出てきますので。「(矢を抜いても)血が吹き出るだけだ」という柳也の言葉もありましたし、末期の出血が少ないことについては自分はそれなりに納得感はありましたね。(アニメにとっての)裏設定もフル活用して脳内補完、というヤツですが(^^;

ただ、こときれた後で矢を引き抜いた際に、全く血が出なかったことには、かなり違和感を覚えました。心臓が止まっちゃうと血は吹き出なくなるものなんでしょうかね?その筋の専門知識のある方にお聞きしてみたいところではあります。

蛇足ですが、TBについて色々お考えのようですね。記事の内容にそれなりの相関があればいいかな、と私は思っております。そんなわけで、今回も従来通り付けさせて頂きましたが、もしまずいようでしたら次回からはご遠慮致しますので仰って下さい。ではー。

投稿: てりぃ | 2005/03/04 23:23

 てりぃさん、コメントサンクスです。

 自分も観ながら、"多分、原作ソフトの方では、もっと細かなテキスト描写があったんだろうなぁ"と思っていました。
 ですがかといって、『エルフェンリート』(監督:神戸 守)のような描写をされると、それはそれでイヤなのですがね。(^^;

 さてTBについては、自分もてりぃさんと同じ考えです。
 それなりの関連性があればTBして、TBされてでいいと思っています。
 ですからこれからも、ガンガンTBします!


 それでは、よしなに。

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/04 23:46

SUMMER編では、八百比丘尼を求めることが
すべてのきっかけとなっているわけですが、
アニメ版では残念ながら、八百比丘尼の扱いが悪く
どうにも説得力が無いように感じます。
前話ラスト~アバン~矢を受けて倒れるまでの
八百比丘尼の心情描写や周囲の反応は
あまりに唐突で、薄っぺらいものでした。

この間に原作では、受けてきた仕打ちや体調、
母子ゆえの非情などを暗示させる描写が入れられています。
また、矢を抜くなと言うだけでなく、
見守るしかない、不可避な死と見せる演出が
欲しかったと感じます。
(原作では柳也、裏葉の反応で補っています)

AIR全体としては、八百比丘尼という存在は
あまり大きくないわけですが、SUMMER編だけを見れば
最重要人物であるわけで、そのあたりのバランスを
取り違えてしまったように感じました。
それ以降が秀逸であるため、とても残念ですね。

AIRの記事を、楽しく拝見させて頂いております。
拙文、失礼致しました。

投稿: やじ | 2005/03/05 02:58

やじさん、はじめまして。てりぃと申します。

八百比丘尼の扱いが薄い、という点については、私も感じるところです。また、これはsummerのみでなく佳乃編や美凪編でも言えるところなのですが、本来3人の相関を描くべきところ、その時間が割けずに1人が割を食っている、と感じる部分が何度もありました。佳乃編では聖がちょっと蚊帳の外ですし、美凪編ではあろうことか往人が何となく影が薄い。summerでは、裏葉の扱いは原作のそれに比べると随分薄いと感じています(それでもあの劇場版に比べると天と地ほどの差がありますが(^^;)。

ただ、これらの点について、やじさんが言われているように「取り違えてしまった」という感じ方ももちろんあるのですが、私は「尺の関係上、涙を飲んで削った」という風に好意的に解釈しております。4クールもので全て語れるような作品を、その1/4でやっているひずみがあちこちに出ている、と。まさしく、全部を器に注ぎ終わることが出来なかったのではないか、と。

そう思ったところで、本当に悔やまれる点は多々ありますので、もし機会があるならば、このクオリティで十分な尺を取った「完全版」を見てみたい、という途方もない夢を思い描いてしまいますね。AIRファンドでも組んで鍵っ子達の資本を結集して、その資金でもって京都アニメーションの皆様に1年間缶詰になって頂くわけにはいきませんかねぇ(爆)。

私も長文駄文を失礼致しました。

投稿: てりぃ | 2005/03/05 05:49

通りがかりましたw
てりぃさんの発案「AIRファンド」いいですな!
もういくらでも出しますよ~♪ってそんなに
金ないけど・・・( ̄ー ̄;
マジでないのか?AIRファンド(笑)
でもOVAでもいいから完全版出して欲しい
ですよね~!

でわw

投稿: ぽけぽけ | 2005/03/05 13:59

 やじさん、てりぃさん、ぼけぼけさん、コメントサンクスです。

 皆さんのコメントを拝見していますと、取捨選択の妙が垣間見え、たいへん興味深いです。
 このあたりは原作ソフト未プレイの自分には、踏み込めない領域ですので。

 それで『AIR』ファンド。
 TVシリーズの制作費がどのくらいか見当も付きませんが、『SAMURAI7』(監督:滝沢敏文)が2クールで約7億円(!)と聞いています。
 ですのでこれが4クールで、約14億円(!!)。
 『AIR』は『SAMURAI7』よりも圧倒的にお金が掛かってそうなので、約20億円(!!!)ぐらいあれば宜しいでしょうか?
 鍵っ子(?)は結集すれば、1万人ぐらいは集まりますか?
 ということで、1人あたり20万円ずつ投資し合えば、何とかなるかも知れません。
 これってコナミのゲーム債等と比較して、どうなのでしょうか?
 1万人という数字はともかくとして、20万円という数字は、現実的な数字だと思います。
 「20万円ぐらいなら投資してもいいよ」という人は、結構いると思います。
(引き合いに出した『SAMURAI7』はHD 5.1ch作品なので、単純な比較は出来なのですが…)


 それでは、よしなに。(敬称略)

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/05 22:53

てりぃさん、初めまして。

尺の問題はあるでしょうが、挙げた部分は
それだけでは無いように感じます。重要な部分を
抜き出しただけ(それでも見事ですが)と言いましょうか。
尺が仕方なかったとしても、小技が欲しかったな、と。
(激しく高望み?)

美凪編で言えば、みちる、美凪、美凪母が話の中核で、
往人はあくまで善意の第3者です。
SUMMER編と美凪編は、人物関係が酷似しているため、
八百比丘尼と美凪母を対比してみると、
映像から来る説得力の差が分かりやすいかもしれません。
原作でも、SUMMER編は後付け説明のオンパレードで、
あのシーンの時点では、翼人の業や、呪う者もいれば
襲う者もいること(これが初見でかなり混乱する)が、
良く分かりません。
美凪編の先付け->再会という流れとの差も重要でしょう。
このあたりは原作の悪い点だと思います。
(あとアニメにすると、モノローグが性急で重く、
浮いているように感じました)

佳乃編での聖の立ち位置は、キャラの濃淡はあれど、
原作からそうだと感じます。裏葉については
他のキャラとの濃度比はかなり高い方と感じます。
この辺は人それぞれですね。

>完全版
30分アニメって枠に捕らわれずに作成したら、
弊害あるんでしょうなぁ。。
マルチメディア展開はよくある話ですが、
再融合?なんてことを考えてみるのも、、
やっぱ無理がありますね。
AIRでなくても、いつかそんなコンテンツが
出てくると面白いですね。

投稿: やじ | 2005/03/06 00:05

こんばんは。いつぞやは誤植のご指摘謝謝です。

自分はあのへぼへぼ映画版でも「ゲーム版を思い出して」条件反射で「ゴール」は泣いちゃったので、TV版は大変な事になりそうな予感があります。劇場版ではあまり意味を成さなかった「ゴール」ですが、TVでは過程がきちんと描かれる筈ですので・・・。

いつもTB返しだけですみません・・・。自分の場合、あんまりTBは使わない方なので、「そちらも拝見しましたよ」ぐらいのものなので。

投稿: 名無 | 2005/03/06 00:40

こんばんわ、木曜深夜の無理がたたって、昼寝しまくってようやく復帰しつつあるてりぃです。(^^; なんだか、3月の残りの週も、このパターンが常態化しそうでとても怖いんですけど。

それにしましても、なんでしょーこの旧NIFTY-Serveさながらの盛り上がりっぷりは(笑)。実にいいですね。私はブロガー人生まだほんのちょっとですが、こんな出会いがあるならインターネットもまだまだ捨てたもんじゃないなーなんて青いことを考えてしまいますよ。素晴らしい。

まーたわごとは置いておきまして、本題。

ぼけぼけさんをけしかけてしまってからこんなことを言うと怒られますが、20万円が出せるかと言われれば、今の私にはムリ(笑)。家族を捨てて家も捨てて、職だけは捨てないで(笑)、それなら出せるかもしれませんが。発案しといてナニですが、ケタが一つ減らないと逆立ちしても到底ムリっす。

完全版全50話ボックスが出る!となったら、何とかして5万円までは一度に捻出できるよう、準備を整えたいとは思いますが…ホントかな。大好きなビバップのリミックスボックスも買えずに、ヤフオクを一生懸命ウォッチしている自分ですから、あまり大層なことは言えませんです。(TーT)

さて、やじさん、ご返答ありがとうございます。やじさんのAIRへの解釈が垣間見えて、大変興味深く読ませて頂きました。多分、原典での美凪編の構造については、やじさんと私では少し異なる考え方をしているように感じられました。この辺、実は私の考えを「あり得る解釈の一つ」として自分のブログにアップすることを密かに計画しているのですが、文章力の欠如やら、考えをまとめる能力の不足やらで、まだ遠い先の話になりそうです。

アニメ版におけるモノローグの性急さについては私も感じたことですね。佳乃編、美凪編では特にそれを強く感じました。観鈴~DREAM編、SUMMER編と進むに連れて、そういった点が気にならなくなってきたのは、実は自分の慣れであったか?なーんて思ったりしてます。

恐らく私のレビューをご覧になる方のほとんどが思ってらっしゃる通り、

使徒━━信者━━パンピー━━アンチ━━出○(笑)
  ↑この辺

に私はいますので、どうしても京アニ擁護寄りな見解になってしまいます。しょーがねーなーってことで、半分ぐらいは聞き流しておいて下さい。


超長い駄文のたわごと、失礼しました。酔っぱらってるもんですんません。あ、そうそう、名無で書かれている方、誤字は私も「鳥の『歌』」というド級のヤツをやらかしてますんで、お気になさらぬ方がー。いやホントにすいません、色々と。

投稿: てりぃ | 2005/03/06 01:09

てりぃさん、お気になさらずにヽ(´ー`)ノ
20万か・・・ホントに作ってくれるなら
出してもいいかなw今ならまだ独身だし・・・
とまあそれ位AIRが大好きということですなw
自分も限りなく使徒に近いのかなぁ~(笑)

投稿: ぽけぽけ | 2005/03/06 01:36

異世界から召還されてきました・・・。や、別に柳也カッコイイとかかくと召還できるわけではありませんので・・・・(笑)。
いつも当社の掲示板へ書き込んでくくださってありがとうございます。スタッフ一同、皆さんのお声を励みにがんばっております。原作をプレイされていない方でも楽しんでくださっているのだと思うと嬉しいです。これからも京都アニメーションをよろしくお願いします。

>てりぃ様
出血のお話です。少し法医学の話になってしまうのですが、生活反応というのがありまして、人がいき、心臓が動いている間はポンプが作動していますので傷を作ると血管から多量の出血が起こります。しかし、心臓がひとたび止まるとその作用はなくなり、傷からゆるりと流れる程度の出血しかしなくなってしまうそうです。実際に私も人が殺傷によって死亡した後に傷から流れる血、というものをみたことがありませんので書物から得た知識にすぎないのですが、今回9話ではあのような演出をさせて頂きました。

長くなって申し訳ありません;あと、大変失礼かとは思ったのですが、メアドは偽です・・・;;申し訳ありません。それではしつれいします。

投稿: 召還獣アラターニ | 2005/03/06 01:56

Akihiroさん、召喚呪文成功、おめでとうございます。てゆーか、「召喚獣アラターニ」って…(汗

荒谷さん、出血のお話、ありがとうございます。やはりそういう考察の上で描写されていたのですね。私も幸い、人が目の前で死ぬところを見たことはございませんので、頭では荒谷さんが言われたようなことを考えながらも、気持ちの上では違和感を覚えてしまったのですね。考証がきちんとなされていたことがわかり、胸のつっかえが一つはずれました。ありがとうございます。

来月号のメガ(略、楽しみにしてます。これからもお仕事、頑張って下さい。

投稿: てりぃ | 2005/03/06 10:26

ども、はじめまして「きつねのるーと」といいます。各種TBおよび、コメントのリンクをたどっているうちにこちらに辿り着きました。
以後よろしくお願いします。

さてさて、ゲームのシステムに詳しくないと話を回転させる、という仕組み自体が理解しにくいかと思うのですが、どうでしょうか?ゲームの展開では、ヒロイン一人一人を「クリア」という形で話を見ていくわけですから、あるヒロインのストーリー上では語られないヒロインが出てくるわけですよね。ですが、小説、アニメとなると、ヒロイン全部を登場させて、一応の話を作成してやらないと、「俺の好きなヒロインの扱いはなんだ!!!」みたいなことが発生する可能性がありますよね。
今回、この作品では最大公約数的な処理ではあるのですが、そこら辺が大変しっかりとなされていると私は解釈しております。確かに端折られてしまった部分が多数あることは認められますが、「Air」の話上、ここを削ってはAirにならないってところは、削っていない、いないどころかさらに書き加えがされて、ゲームのままでは不足する情報が補足されているところは、見事だと思います。
ですので、SAMMER編が2回分の尺で収めているのは苦しい、選択だったのではと、私も解釈しております。欲を言えば、もう一回分の尺がほしいところかもしれませんけど。

ゲーム原作のアニメで、ここまでやっていたのは「君が望む永遠」くらいのものですね。あちらは、すべてのヒロインを出すと話の収集がつかなくなってしまうので、一人のヒロインの話に特化した話に仕上がっていましたけどね。しかも、14回にしていましたし・・・・。

私も長々とコメントを、すみませんです。
好きなアニメの話だと止まらないのが欠点ですね。では

投稿: きつねのるーと | 2005/03/06 17:06

 皆さん、たくさんのコメントをありがとうございます。

 まずは召還獣アラターニ、よくぞ来た!
 って、すいません、こんな下らないことに付き合わせまして。(^^)
 本当にありがとうございます。
 メールアドレス欄はURLに上書きされる仕様ですので、URL記入をお薦めします。
 戴いたメッセージについては、こちらでURLに上書きしておきました。

 それで1人20万円の完全版『AIR』ファンドは、あくまでも投資ですので、売れたら売れた分だけのリターンがあります。
 1巻4話構成で全13巻52話。
 価格は高めの設定で1巻\12,800-、これで1巻\5,000-の粗利を稼げるでしょうか?
 大ヒットで1巻につき2万本売れる計算で、1巻あたり1億円だから全巻で13億円。
 7億円の赤字で、1人あたり13万円しかリターンがないのですが、これで完全版が観られるのならOKですか?>ALL

 原作ソフトと比較話、面白そうですね。
 未プレイの自分は、隔靴掻痒の思いです。
 やはりプレイしないといけないか。(^^)

 『君が望む永遠』(監督:渡邊哲哉)は『AIR』以前にTVシリーズを観て、原作ソフトをプレイしようかどうかを悩んだ作品です。
 TVシリーズ第二話に於ける衝撃のラストは、今でも忘れられません。

 TBについては色々な考え方があるので、自分では決めかねているところです。

 それでは、よしなに。(敬称略)

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/06 18:59

>Akihiro様
URLありがとうございます。なにぶんこういったものにとんと弱くて・・・。申し訳ありません。しかもまだよくわかってないです・・・;うまくいってなかったらすみません><。
実は会社の掲示板を見る前にこちらの文章に気づいていたのですが、出て良いものやらと思案しておりました。・・・・って、なんかまた詠唱増えてるしΣ(´Д`;)いやいや、だから詠唱してもね・・・

>てりぃ様
今月号メ(以下略)のご購入ありがとうございます。来月もよろしければお願い致します。きっと表紙以上によいことが・・・・^^

それでは失礼致します。

投稿: 荒谷 | 2005/03/07 01:18

 召還獣アラターニ・・・もういいですね。(^^)
 荒谷さん、こんばんは。

 他の方はどうか分かりませんが、自分はご本人に来て頂けることを、たいへん嬉しく思っています。(^^)
 今回、こうして半ば強引にお呼び立てしたのだって、てりぃさんのところで荒谷さんの発言をお見掛けしたことに、端を発しています。

 詠唱はディリートすると、コメントにある召還獣との関連性が見えなくなるのでそのままにして、次の文章で釘を刺すことにより、第三者を抑制しているつもりです。
 このあたりはいくらでも修正できますので、何なりと仰って下さい。
 出来る限り対応させて頂きます。

 メは、買った方がいいのかな?
 立ち読みできるところを捜さないと…

 それとこれは、皆さんへのお願いです。
 架空のメールアドレスを入力される際は、有効なドメイン名でお願いします。
 といいますのも、どうもココログの仕様として、無効なドメイン名で書き込まれたコメント通知は、自分の許に届かないようです。(多分…)
 ですので、本当は正しいメールアドレスを入力して欲しいのですが、スパム対策として架空メールアドレスを入力される際には必ず、有効なドメイン名でお願いします。


 それでは、よしなに。

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/07 20:15

こんばんわ、蓄積疲労からの回復途上、慣らし運転状態のてりぃです。

>荒谷様
以前、私のブログで仰っていた、近々あるという「うれしいお知らせ」のことですね?3/30を楽しみに待ちたいと思います。

>Akihiro Inda.様
メガ(略、立ち読みする方がハズくは無いですカ?(爆) てりぃは、見た目「だけ」は普通のサラリーマンなので、立ち読みしてるとすごく異様です。それで思い切って買うことにしたわけですが、ダミー商品と重ねてレジに持ってく自分に、ふと初めてエロビ(略をレンタルした遠い日のことが頭をよぎりましたとさ。(^^;

投稿: てりぃ | 2005/03/08 01:01

 こんばんは。

 そうやって意識している限りはまぁ、偏見はなくならないんだろうなぁという感じです。
 エロ本もエロビデも、例え店員さんが女性であっても、堂々とレジに出しましょうよ。(メはエロ本扱いか?(笑))
 今日は忙しかったので、明日、書店巡りをしてきます。


 それでは、よしなに。

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/08 21:02

 メを立ち読みしました。

 今の業界を反映してか、とにかく情報が多いですね。
 情報系の人はこういった雑誌が役に立つのだろうけど、自分には少し読みづらかったです。
 対して、一緒に立ち読みしたG(略しすぎ?)は、非常に読みやすかったです。
 イラストを前面に出した誌面構成は、自分のような一見さんの立ち読み野郎にはもってこいです。(^^;

 さて、荒谷さんのお仕事は、あの中綴じのポスターだったのでしょうか?
 流石に立ち読みではポスターを広げることが出来ず、確認できませんでした。
 来月号も立ち読みかな?


 それでは、よしなに。

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/09 20:48

立ち読み(・A・)イクナイ! てりぃです(笑)。

今月号のポスターは「原画:米田光良 彩色:宮田佳奈 背景:袈裟丸絵美」だそうですので、アラターニさんは関わっておられないようです。確か来月号の表紙を書かれた、とお聞きしましたよ。

ああそんな!表紙だけ見て帰るなんて、Akihiroさん!(冗談ですよ^^;)

投稿: てりぃ | 2005/03/10 01:09

 立ち読み、イクナイですか?(^^;
 おいら貧乏なんで…見逃して欲しいな。
 それであのポスターは、荒谷さんではなく、米田さんのものですか。
 背景の方の読み方は、「けさまる」さんで宜しいのでしょうか?

 さぁ、今夜の第十話も愉しみだ!


 それでは、よしなに。

投稿: Akihiro Inda. | 2005/03/10 20:08

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