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2004年5月

2004/05/28

【感想】『CASSHERN』

 先日レイトショーで、『CASSHERN』(監督:紀里谷 和明)を観てきました。
 自分は観終えた後に「さぁもう一度最初から観てみよう!」と思えたほど、非常によい映画だと感じたのですが、ネット上では賛否両論が両極端でした。

 そして、そこに垣間見えたのは、"先入観"でした。

 自分はこの作品を、殆ど"先入観"なしで鑑賞しました。
 原作にあたる『新造人間 キャシャーン』(総監督:笹川 ひろし)は、自分が生まれる前の作品ですし、監督の紀里谷さんも、珍しいお名前ですねぐらいしか知りませんでした。
 スタッフやキャストも殆ど調べることなく、鑑賞に臨みました。
 ですからその後、エンドロールを観て、要潤さんや唐沢寿明さんがどこに出ていたの?と驚き、ネット上の感想を読んで、雨上がり決死隊の宮迫博之さんって誰?とか思ったぐらいです。(すいません、世間知らずで)
 もちろん今では、紀里谷和明さんの奥さんが宇多田ヒカルさんであることや、この作品が、三橋達也さんの遺作になったことも知っています。
 自分はこのぐらい他のファクタに影響されることなく、純粋に『CASSHERN』を愉しむことが出来ました。

 ところが、『CASSHERN』の否定派に多く見られた意見の中に、「映画の体をなしていない」というものがありました。
 この意見に代表されるように、「映画はこうあるべき」みたいな"先入観"を持ち合わせている人には、この作品を愉しむことが出来なかったようです。
 自分から見れば『CASSHERN』は、「これまでの映画の枠に囚われない」作品なのですが…
 こういった斬新な作品が出てくる限りは、まだまだ業界の方は大丈夫かな?と思います。
 逆に自分は、こういった作品を受け容れられない人が大勢いることに、驚きを隠せません。
 そんなにも多くの人は、永遠のマンネリズムに安穏としていたいのでしょうか?
 『CASSHERN』はそういった動脈硬化を打ち砕くための、カンフル注射だと思います。
 そしてそのためにも是非、興行的な成功を収めて欲しいと思います。

 何といっても『CASSHERN』は、観客に"希望"を託した素晴らしい作品なのですから…


 それでは、よしなに。

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